今日も不穏な天候の中、たくさんの方々に
お電話いただきありがとうございました。
お問い合わせいただくだけで、ホントに
こころからありがたく受話器を取らせて
いただきました。

さて、また今日もカタいですよ。
いきなりタイトルが「理念」ですからね。

当店は女性の入店時にお店の経営理念、と
いうものをすべての女性に対面、口頭で
お話しています。はっきり言って、細かな
プレイマニュアルより、この「理念」だけ
いつまでも心に置いて仕事に行っていただき
たい、と思っています。

「謙虚」「誠実」「感謝」というのがその
３つの理念なのですが、これは多分どの
会社でも似たような言葉を毎日の朝礼や
訓示などで社員に常に伝えているのでは
ないでしょうか。

私はこの言葉を、１８の時にアルバイトで
入った３ツボの古本屋の店長から教わり
ました。

当時、銀行員から脱サラして、大好きだった
という古本マンガ専門店をオープンした
ばかりだった１０歳年上の店長はただの
アルバイトの私にも（といってもアルバイト
しか当然いませんでしたが）ちゃんと
印刷した「経営理念」という冊子を
音読して、「この精神を常に持って
お客様に接して下さい」と言っており
ました。

その店長は今では大阪、名古屋、東京
に店舗展開し、スタッフ１００名近くを
抱える古本屋の社長になられました。

何度も倒産しそうになりましたが、私が
その社長にずっとついて行っていたのは
やはり最初に教わった経営理念をずっと
守って真面目に仕事をされていたから
です。
在庫の見積もり調整などで、いくらでも
税金をごまかすのが当たり前の古物業界で、
朴訥に多額の税金をヒーヒー言いながら
払っていましたが、ブックオフの台頭で
続々つぶれていく同業者の中でいまでも
ちゃんと生き残っているのは、その真面目
さ故だと思っています。

また、昔話になりましてすみません。
いくらいいマニュアルや理念をもって
いてもそれを活かすのは人次第。
ちゃんとこれからも、心を込めて
女性に伝えていきたいと思います。