今日もあっという間に終わりそうです。
お問い合わせ・ご利用いただきました
お客様、誠にありがとうございました。
さて、先日やっと念願叶って「黒部の太陽」を
観てきました。
裕次郎とミフネという、当時の映画界の2大スター
の共演作品、普通ならドーンとタイトルには
2人の名前がこれでもか、と出てくるかと
思いきや、キャストロールは完全に五十音順。
裕次郎もミフネも普通に流れていくだけの
オープニングタイトルに、非常に感銘を受け
ましたね。
私は実は石原裕次郎という俳優に対しては、
ほとんどその魅力を分かっていない不届き者。
対して三船敏郎という俳優に対しては、ハタチ前
にハマった黒澤作品で、すっかりその男くさい
魅力のトリコになってしまい今に至ります。
今回は、大好きなミフネさんを観てたら、それに
カラむ裕次郎にも妙に惹きつけられ最後まで
映画を堪能できました。二人だけでなく、脇の
俳優さんたちの顔も、みんな日本人らしい、
いい顔されてました。
黒部の大自然の雄大さと恐怖も、トンネルの中での
過酷な工事の閉塞感も、戦争をくぐった男たちの
仕事に賭ける情熱も、すべて大きなスクリーンを
通して観て、初めて、裕次郎が何故かたくなに
劇場公開での鑑賞にこだわったのか、分かった
ような気がしました。